「華、うるさい。」


思いっきり総司に嫌そうな顔をされました。


いやだってびっくりするくらい染みるんだって‥。


一体何が入ってるんだ。


と思ったが聞くのも恐ろしいので黙っておく。


「はい、終わりましたよ。」


あたしが痛がってる間に包帯まで巻き終わっていた。


おお、山崎さん手際がいい。


『ありがとうございます。』


「いいえ。では僕は後片付けに行きますので。」


そう言い残すと音もなく再び天井に戻った山崎さん。


あの人の身体能力、人間を超えてるよね。


「さて、華?なんであんな無茶をしたのかな?」


山崎さんが去った後、総司はブラックオーラー全開でこう尋ねたのでした。