「はーじーめーくーん」


そう言って総司が襖を勢い良く開けた。


いや、せめて開けていいか確認しようよ。


「どうした?」


斉藤さんも普通に返すなよ。


「華がね、御用改に参加するって言うから服貸してくれないかなと思ってさ。」


「空丸は女だろう?」


当然の反応ですね。


「副長も許可したんだって。」


「副長が?」


驚く斉藤さん。


「わかった。」


あっけなく貸してくれた斉藤さん。


『ありがとうございます。』


「自分の身は自分で守れよ。」


『はい!』