「華ちゃん。おかえり。どこいってたの?」


部屋に戻ると沖田さんが既にいた。


『ただいまです。屯所探検してました。』


「平隊士にはあまり会うなって言ってたのに‥。」


『すみません。』


だって暇だったもん。


「まぁ別にいいけど。いつかは華ちゃんの事だから探検とかすると思ってたし。」


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


あたしの扱い‥。


『え‥。』


「それで何か面白いものはあった?」


『縁側が素敵でした!』


「縁側いいでしょ。僕もお気に入り。華ちゃんの事だからどうせ昼寝とかに使うんでしょ。」


‥‥‥。


『そんなことないです!』


なんなんだ。


沖田さんはやっぱり、心とか読めるのか‥。


「って顔に書いてある。」


嘘だろ‥。


やっぱあたし顔に出るのかな‥。


直さなきゃ。筒抜けじゃん‥。


『そんなにわかりやすいんですか‥。』


「うん。他には面白いものあった?」


軽く流された‥‥‥‥。


『あ、あと凜太郎とちょっと仲良くなれました!』


もっと仲良くなれたらいいなぁ。


「凜太郎?珍しいね華ちゃんが名前で呼ぶの。」


あれ‥?なんかブラックオーラが‥。