「疑問だけど‥。


華ちゃんって剣術できるの?」


部屋に戻って一言。


沖田さんから言われました。


『一応、剣道はできますけど‥。真剣はもったことないです。』


むしろ現代で真剣もったことある人のほうが珍しいんじゃ‥。


「ふーん。まぁいいや。ちょっとおいで。」


『はい?』


沖田さんに連れて行かれたのは、道場。


「まぁいいや。はい、竹刀。」


いきなり竹刀を渡された。


『え!?』


「僕と勝負するの。華ちゃんがどれくらい剣ができるのかみるため。」


なるほど。


あたしの腕前を見るのですか。


よしっ!燃えてきたぞ。


「どっからでもかかっておいで。」


『はい。』


元気良く返事して勢い良く踏み込むが‥。



何度やっても勝てない。


そりゃそうか沖田さん強いもの。


『ちょっ。疲れました‥。』


ギブアップです沖田さん。


だいたいなんで沖田さん攻撃してこないのにこんなに疲れるの‥。


「お疲れ。なかなかやるじゃない。そこらの平隊士よりは強いよ。」


沖田さん息切れもしてないし。


なんかちょっと悔しい。


「見直した。ね、華ちゃん。明日、華ちゃんの剣買いに行こうよ。」


『へ?』


またとんでもないことを言い出すないきなり。


「副長には話通しておくからさ。」


『は、はい?』