そんなことを考えていると不意に先輩と目が合ってしまった。





先輩は目を大きくあけて驚いているようだった。





だんだん涙が出てきた。もぅ耐えられない。




ここにいられなくて教室に走った。
授業が終わっていたみたいで教室に戻ると愛菜がいた。




「ちょ穂乃?!



どーしたのよ!なんで泣いてるの?」





「先輩がね…ウッ……グスッ…ヒック」




「あーもぅいいわ。LINEで教えて?電話でもいーから。



あんたはもう帰りなさい。んね?
落ち着いたら教えてくれたらいいからさ」





「うん、ありがと…愛菜」




「んじゃ、私が先生に適当に言っておいてあげるから。



ばいばい」




やっぱり愛菜は優しくてどんな時にも頼れる。