「え、嘘…。そ、そんな…。」
ーメンバーがいません。
そう書かれたLINEの履歴。
私、瀬本恵愛は
バレー部に所属している高校1年生。
そんな私は、
入学してすぐに同じ体育館で
部活をしているハンドボール部の
男子に恋をした。
キリッとした眉毛に
似合う切れ長な目。
一目惚れだった。
そんな彼のLINEを
手に入れることができ、
私は毎日LINEをしていた。
しかし、彼に
思いは届くことなくいつの日か
連絡さえ取れなくなってしまった。
もう終わりだ…
まだ高校に入って間もないのに。
もう失恋?
今まで1度も
恋愛に成功したことがない
私にとって夢見ていた高校生活。
それも、ここまでか…
「はぁ。」
ため息しかでなかった。
ーある日、
親友の平塚未来と
いつものように休み時間
机でぼーっとしていた。
未来は、このクラスで唯一
同じ中学出身の女の子。
でも、高校に入ってから
仲良くなったんだ。
元陸上部だったけれど、
今はサッカーのマネージャーをしている。
と、未来が急に口を開いた。
「ねぇー、なんかさー
あの石崎攻君てさ
いい顔してるよね。」
「え、い、いきなりどうしたの?」
私は未来の
思いがけない言葉に驚いた。
「いや、なんとなくだよ
なんとなく〜。」
と言いながら笑う未来。
正直、私は
そんなにかっこいいとは思わず
スルーした。
その日の帰り道、
今日は部活がOFFなため
帰りのSHRが終わり
すぐに学校を後にすると、
校門をでた側に
例の石崎攻くんが
イチゴオレを
片手に飲みながら歩いていた。
私は思わず声をかけてしまった。
「いいなぁ、イチゴオレ!」
「ん?飲む?」
…え?!の、飲む?
それって
間接キスになっちゃうよ?
しかも今初めて話したのに?
「え?!だ、大丈夫だよ!」
私はすかさず謝った。
すると攻くんはクスりと笑いながら
「冗談だよー、
これもう入ってないし。」
と言った。
なんだー、空だったのか。
私は夜、クラスLINEから
攻くんのLINEを追加し、
LINEをした。
〈こんばんは。
勝手に追加してごめんなさい。
同じクラスの瀬本恵愛です
追加よろしくお願いします。〉
初めだから
丁寧な口調でLINEをした。
♪〜
〈よろしくね!〉
の一言。
それから私たちは
LINEを続けていつしか
毎日LINEする仲にまでなっていた。
けど、学校ではあまり
会話を交わすことはなかったけど。
そんなある日、
私は攻くんといつものように
LINEをしていた。
だんだんとしているうちに
話の内容が相談系になってきて
私は攻くんに長々と話をした。
「私には頼れる人とか
いないんだよね。」
「そうなの?」
「う、うん。
今までずっと裏切られてきて
恋愛で成功したことがないんだ。」
私はこんな話をして
ただただ迷惑なんだろうな
と思いながら打っていた。
すると、
「わかった。
じゃあその頼れる人に俺がなる。」
私は一瞬戸惑ったが
すぐに我に戻ってかんがえた。
ーメンバーがいません。
そう書かれたLINEの履歴。
私、瀬本恵愛は
バレー部に所属している高校1年生。
そんな私は、
入学してすぐに同じ体育館で
部活をしているハンドボール部の
男子に恋をした。
キリッとした眉毛に
似合う切れ長な目。
一目惚れだった。
そんな彼のLINEを
手に入れることができ、
私は毎日LINEをしていた。
しかし、彼に
思いは届くことなくいつの日か
連絡さえ取れなくなってしまった。
もう終わりだ…
まだ高校に入って間もないのに。
もう失恋?
今まで1度も
恋愛に成功したことがない
私にとって夢見ていた高校生活。
それも、ここまでか…
「はぁ。」
ため息しかでなかった。
ーある日、
親友の平塚未来と
いつものように休み時間
机でぼーっとしていた。
未来は、このクラスで唯一
同じ中学出身の女の子。
でも、高校に入ってから
仲良くなったんだ。
元陸上部だったけれど、
今はサッカーのマネージャーをしている。
と、未来が急に口を開いた。
「ねぇー、なんかさー
あの石崎攻君てさ
いい顔してるよね。」
「え、い、いきなりどうしたの?」
私は未来の
思いがけない言葉に驚いた。
「いや、なんとなくだよ
なんとなく〜。」
と言いながら笑う未来。
正直、私は
そんなにかっこいいとは思わず
スルーした。
その日の帰り道、
今日は部活がOFFなため
帰りのSHRが終わり
すぐに学校を後にすると、
校門をでた側に
例の石崎攻くんが
イチゴオレを
片手に飲みながら歩いていた。
私は思わず声をかけてしまった。
「いいなぁ、イチゴオレ!」
「ん?飲む?」
…え?!の、飲む?
それって
間接キスになっちゃうよ?
しかも今初めて話したのに?
「え?!だ、大丈夫だよ!」
私はすかさず謝った。
すると攻くんはクスりと笑いながら
「冗談だよー、
これもう入ってないし。」
と言った。
なんだー、空だったのか。
私は夜、クラスLINEから
攻くんのLINEを追加し、
LINEをした。
〈こんばんは。
勝手に追加してごめんなさい。
同じクラスの瀬本恵愛です
追加よろしくお願いします。〉
初めだから
丁寧な口調でLINEをした。
♪〜
〈よろしくね!〉
の一言。
それから私たちは
LINEを続けていつしか
毎日LINEする仲にまでなっていた。
けど、学校ではあまり
会話を交わすことはなかったけど。
そんなある日、
私は攻くんといつものように
LINEをしていた。
だんだんとしているうちに
話の内容が相談系になってきて
私は攻くんに長々と話をした。
「私には頼れる人とか
いないんだよね。」
「そうなの?」
「う、うん。
今までずっと裏切られてきて
恋愛で成功したことがないんだ。」
私はこんな話をして
ただただ迷惑なんだろうな
と思いながら打っていた。
すると、
「わかった。
じゃあその頼れる人に俺がなる。」
私は一瞬戸惑ったが
すぐに我に戻ってかんがえた。

