彼と私の問題点を考える

学生ばかりの駅前の公園。


いくつもベンチがある中でわざわざ私達の前で足を止め、隣に座る彼の名前を呼ぶ目の前の彼女。


見覚えのある制服に身を包み、私たちを覗き込むようにして屈む彼女の長い黒髪が揺れる。手足も長くてスラッとしている。モデルのような体型だ。


暫く彼女に見惚れているとそんな私に気がついてぎこちなく笑顔を作ってくれる。



「綾瀬、今日バイトじゃなかったっけ?」


「そうだけど…宮崎こそ何か用か?」


「私もこれからバイト。たまたま綾瀬を見かけたから一緒にどうかなと思ったんだけど…」


そこで私へと向けられる彼女の視線。


聞かなくても何となくわかる。


2人はきっと同級生で同じあのカフェでアルバイトをしているんだろう。そして私と2人でいるところを見つけて声をかけてきた。