彼と私の問題点を考える

彼が恥ずかしそうに言うから、何のことかと辺りを見渡して素直にそれに頷いた。


彼に技をかけようとして固まっていた美月と、私の背後にあるドアからバレること前提で覗き込む佐和。


確かにこの2人の前で話す内容ではないことは確かだ。確実に佐和には冷やかされるに決まってる。


「優斗てめー!涼ちゃんは俺が優先で教えて貰うんだからな!お前は特別補習で勉強出来るんだから遠慮しろよ!いくら涼ちゃんが教えるの上手いからってー…むぐっ」


「美月、あんたって本当超カワイイわ。恋愛のれの字も書けないわけね。お姉ちゃん心配になってきた。あとお菓子のクズが口についてる」


「なんだよ姉ちゃん!俺お菓子なんて食ってねーし!」


なんとも言えない雰囲気の中、佐和の悪ふざけで二人同時に家を追い出され、帰りの道を並んで帰ることになってしまった。