仰向けに寝て
ただひたすら
教室の天井と
窓から覗く
青空を見る。







そしたらだんだん
上下がわからなくなって







青空に落ちて
いくんじゃないかって
そんな気分になってきて









あたしは
青空に落ちて
いけたらいいのに
なんて思って。














もしかしたら
落ちていけるんじゃ
ないかって―……










あの雲みたいに
ただ流されて
いつの間にか
消えてなくなる













それでもいいかなって














でも現実は
違ってた。














起き上がってみたら
ただみんなせわしく
廊下を歩いてて













今まであたしの
下にあったはずの空が

どうやったって
上にあって











あたしは空には
落ちていけないって
ことが分かって














ちゃんと生きて
いけって―…
















怒られてる気がした。









あたしはそれに
無性に腹が立って
掃除箱の扉を蹴るけど






















やっぱりなんにも
変わらなくて。


















ねぇ?

















考えたこと…ない??






















あぁ…
























空に堕ちたい。