「おい、話聞けって!」


やめて、やめてよ。

「これ以上、私を傷つけないで!

私が何をしたって言うのよ。

もう限界なの。心が痛いの。」


涙が溢れてくる。

昨日、あんなに泣いたのにまだ枯れてないんだ。


泣きやまなきゃ。

また、健太に迷惑かけちゃうよね?


「泣いてごめんね?

うざいよね。それじゃ。」


私はまた走り出す。