「狸寝入りですか。」



「だって春日構ってくれないんだもん。

俺まりもに負けてるの?」




「何でまりもと張り合うんですか。笑」




「うるさい〜」と言って先輩は私のお腹に顔を埋めた。


…好きなのかな。お腹。





「で、俺とまりも、どっちが好きなの」




そんなことを真剣に聞いてくる先輩が、不覚にもかわいく思えてしまった。




「先輩に決まってるじゃないですか。」