「……っ」



初めて口に…し、しし…


ここまで言ったら察してほしい。



深くて深くて、変な声は出るし恥ずかしいし……酸欠だし!






やっと離してくれたので、息を吸う。


肩で息をしてると、私の髪…というか、ウィッグに手をかけ、外した。

すると髪の毛がぱさりと落ちた。




「…あ、」



「うん、やっぱこっちの方が何倍もかわいい。」



そう言ってふにゃっと笑う先輩に、私は気を許してしまい、また深いキスをされてしまった。