「「「イケメンだ…(by周りの人)」」」
私は真那の鼻血に驚いて聞こえてなかったが、こんなことを言われていたのだった。
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「失礼しまーす。…あ、先輩。
ってなんでその格好……」
「無理やり着せられた。」
と頭をかきながら言う。
先輩のクラスの仮装だった、『王子様』の格好をして、先輩はそこにいた。
てか、そんな格好してたら…
「追いかけられませんでした?」
「…だから逃げてきたんだよ。」
…やっぱり。女の子がほっとかないよね。
そして、なんか…予想以上に疲れていらっしゃる。
そりゃ…生徒会も忙しかった上に、生徒としても競技に参加しなきゃならないんだもんね。
「お疲れさまでした。先輩。」
「うん。春日もね。
ねぇ…きて?」