ずっとあたしの心に





「やめて下さいっ!ほんと私帰ります!!!」




がちゃっ


その時私の後ろにあるドアが開いた。



「お待たせしましたー。コーラ2つとオレ………え……。」



なんで…なんで…
なんで会っちゃったの。

ずっと会いたいって思ってたけど
こんな形じゃない。




「夏………。」


あぁ、あの頃と何も変わってない。
その声もその整った顔も、ふさふさと揺れている髪も…。

間違えるはずかない。



「ふ……うが…???」


風雅だ…風雅だ…。

なんでこんなところにいるの?


バイトしてるの?





「ねぇ、聞いてる?」


さっきの男が固まってる私に声をかけた。


あ、、、忘れてた。



「ほんとに今日は具合が悪いので、帰ります。美菜によろしく言っといてください。」


なんでこんなことになっちゃったの。

もう…やだ…泣きそう…。



「そんなこと言わずにさぁ~」