「うん!やっと夏笑った~!やっぱり夏は笑ってた方がいいよ!すんごく可愛い!!!」



満面の笑みで言ってくる美菜だって誰にも負けないくらい可愛い。
全く痛んでないさらさらな茶髪に綺麗に整った顔。モテないはずがない。
今まで何人もの人に告白されてるし、、、。




「美菜の方が可愛いよ。私が可愛いなんてありえない。」


私だって可愛かったらこんなに悩んでないし。



「まったく……。ほんと無自覚って怖いわ。ま、とりあえずカラオケ行こうね!じゃ、またあとで!!!」



にこにことしながら自分の席に座る美菜。