そんな祖父が亡くなったのは、祖母が亡くなったちょうど一年後だった。

僕がいつものように家に行くと祖父が祖母の写真を抱えて冷たくなっていた。

頭が真っ白になり、しばらく横たわる祖父を見つめていた。

救急車を呼び救急隊が来ても、現実を受け入れられずにそのまま倒れた。