だけど先生の目は質問を待っていた。

「学校…行きたくなくなったら…どうすれば…いいですか…?」

かなり久しぶりに涙が溢れた。

「それは…一瀬さんがまた、不登校に戻ったらってことでいいのかな?」

僕は黙って頷いた。

「大丈夫。俺が絶対学校に来たくなるようにするから。不安なことがあるんだったらすぐに言いな。いつでも聞くから」