実蕾の話では、実蕾が高認を取った時、今後の学校生活をどうするか相談する為に校長に呼び出されたらしい。

そしてその時にアメリカの経済大学の校長直々に交換留学生として実蕾に来て欲しいという電話が入ったらしい。

国際電話だったのですぐに答えを出さなくてはならなかったらしく、どうせ残り数ヶ月ならと思い、留学することに決めたという。

俺に相談出来ぬまま決めてしまったことを後悔した実蕾は結局詳しいことは何も言わず、校長に言っておいてもらうように頼んで旅立ったらしい。