「痛…っ」
朝起きると腕や足に見覚えのない痣。
まるでなにかに思い切りぶつけたような
黒と紫が混ざったような色をしていた。
きっと寝ているあいだにぶつけたのだろうと
軽く流していた。
しかし痣は日に日に増えていく。
しまいには引っ掻いたような傷までできていた。
増えていく傷を眺めながら生活していく中で
学校では虐待じゃないかと言われ始めた。
それはお母さんの耳にも入り
緊急面談。
お母さんに虐待を受けた覚えはない。
しかし自分で傷つけた覚えもない。
面談でも知らないの一点張り。
担任からは疑いの眼差し。
母親からは心配と疑いと怒りが混ざったような目を向けられる。
笑いもしない。
泣きもしない。
怒りもしない。
何も感じない人形のような私を
人は『気味が悪い』と言って避けた。
やがてそれは『死ね』に変わり
笑いながら死ねと言う残酷な言葉を容赦なく浴びせる。
その時初めて
"ココロガコワレルオトガシタ"
