家に帰っても誰もいなかった。
「クッキー。おいで」
クッキーはわたしの癒し。
一緒にいるだけで心が軽くなる。
わたしの心を包む黒い黒い感情が消えてなくなっていく気がする。
「クッキーは…離婚って知ってる?」
知らない。
とでも言うかのように首を少し傾げた。
「お父さんとお母さん。離婚するんだって。わたしもよく分からないけどね、クッキーともお別れになっちゃうのかな…」
言葉を返すようにペロッとほっぺを舐められた。
少し眠い。
することもないし寝てしまおう。
布団の中にクッキーを招き入れ
抱きしめたまま目を閉じた。
意識が薄れていく中で
"このまま死んじゃえばいいのに"
そんなことを思った。
