「いい加減この手離してよ」
「いやだ。華が話すまで離さない」
あぁ。なんでこいつはこうもお節介なんだ。
さっきから華華華華うるさい。
「ねぇ華?」
うるさい。
「何か言ってよ」
うるさい。
「ねぇ華「うるさい!!!!!!」
とっさに淳の手を振り払って立ち上がった。
「さっきからうるさい!!余計なことしなくていい!ほっといてよ!!!」
「……っ」
「俺が助けてあげる!?何もできないくせに言わないでよ!!」
悲しみと怒りが混ざったような
言葉ではうまく表せないほど
ひどい顔でわたしを見ていた。
「もう…構わないで」
それだけ言うと淳の部屋から飛び出して
走って家へと帰った。
