「なにかあったの?」
「…離してよ」
今の状況を説明します。
スタスタと早歩きで学校を後にして
そのまま淳の家に連れてこられました。
部屋に連れていかれて座らされて
「ここで待ってろ!」
と叫びながら部屋を出たかと思うとものの数秒でお茶を持って現れました。
そしてわたしの目の前に座ったかと思うと
ペチン!といい音を響かせてわたしの頬を両手で挟んできました。
そして今に至る。
「なんで冷たいの?なんで怒ってるの?なんで笑わないの?なんで嘘つくの?」
「冷たくない。怒ってない。笑わないのは笑う理由がないから。嘘ついたのはここに来たくなかったから。」
「俺の事嫌いになったの?」
「最初から嫌い。」
「そういうことじゃないよ。」
「ねぇ華。なにかあったなら教えてよ。気になる」
「淳には関係ないよ」
「…ほら。やっぱなんかあったんじゃん」
あーあ。墓穴掘っちゃった。
「俺は、華が心配。俺が助けてあげるから」
よくもまぁ。
何も知らないくせに。
知らないのは当然なんだけどね。
無性にイライラする。
