「……離婚…?」
ニュースとかドラマで見たことがある。
結婚した人がお別れすること。
別々に暮らすこと。
「最近和室でお話ばかりしてたでしょ?離婚の話をしてたの。ごめんね、」
うまく呼吸ができなかった。
手のひらは汗でぐっしょり。
お母さんの言葉さえもちゃんと聞いていられなかった。
「なにゆってるかわかんない」
やっとの思いで言葉を発した。
「あぁ…ごめん。ちょっと難しかっ「そういうことじゃない!!!!!」
自分でもびっくりするくらいの大きな声。
「なんで!?そんなこと言われたってどうすればいいの!?この前だって約束したじゃん!!大会みんなで見に来てくれるんでしょ!?全部嘘!?わたしと愛はどうなるの!!」
目に涙が滲む。
「華…ごめんね…」
「ごめんねじゃないよ!!謝るくらいならやめてよ!!!離れ離れなんてやだよ!!!ぅ…うわぁぁぁぁぁぁぁん」
涙が止まらなかった。
大好きなお父さんとお母さんが離れ離れになる。
大好きな愛ももしかしたら会えなくなる。
それだけが頭の中をグルグルとかけ巡っていて
苦しかった。
その日にわたしの心は完全に冷めきってしまった。
