新学期からやっちゃったなー



とか思いながらスマホを片手にし、梨花に「ごめん、遅れる( ; ; )」という短い文ですませ送信する。

するとすぐ返信が返ってきて「やっぱり遅れた~~~!!もうっ!笑 いいよ、いつもの所では待ってる\( ˆoˆ )/」と返信が来た。




ほっと私は胸をなでおろし、駅のホームの椅子に座った



あーあ、またやっちゃったなー
今日、せっかく梨花と「新学期だから1番乗りで学校行こう!」って言ってたのにー


昨日は少し、ゲームをしすぎた…

とか考えているといつの間にか睡魔にやられてうとうとし始めた───






「──────…っい」

「あおい!!!!!」



肩を思いっきり揺さぶられる。



私が目を開けたさきには梨花が立っていた。

え?どうゆうこと?





「ちょっと!環!心配したじゃない!メールも電話もでなしい、事故ったかと思ったじゃん!!!」



「っ?!えっ?!私、寝てた?!」




「もー、しっかりしてよ!ほらっいくよ!遅れちゃうよ!」


「えぇっ!ご、ごめん!!!」


わたし達はとりあえず今きている電車に乗りこんだ。



「ほんっとにごめんね!!!」

「もーいいって!気にすんな!いつものことよ!」


笑いながら梨花はそういう。


あぁ…梨花ってなんでこんな優しいんだろ



と、梨花とおしゃべりをしていると



「───葵 た…まき?」

私の名前だと思い振り返る

振り返った先には長身のイケメンがたっていた


「っえ?」



「あ、葵さんですか?これ、落としてたよ?」

とイケメンは私に定期を差し出した。




「え、あ、ありが…とう 」




と軽くお礼をいうと


「どういたしまして」


と笑顔で返してくれた。






うわーあんなイケメンいるんだなー



「ちょっ!!環!!あの人めっちゃイケメンじゃない?!」


梨花がそういう。

確かにイケメンだけど



「うん、イケメンだね」


私はそれだけ梨花に言うと、梨花は呆れた顔をして



「環っ!
あんた、ほんっとに男に感心なさすぎ!彼氏できないよ?!」



っと言われた。