いつかの出来事

その日から
あたしの空っぽな毎日は
せんせーを見つける日々になっていた。


朝教室に行くまで。
移動教室のとき。
帰るとき。

せんせーを見つけるだけで
みれるだけで
心は、ぎゅっとなった。



せんせーにも、
あたしをひとりの人として
みてもらいたい。

そんな思いが
つよくなっていった。