犯罪彼女

「圭吾くんとバレンタインに会えないから拗ねて呑みに来たの」

マスターを睨みつけた。
何で言っちゃうの、馬鹿!

「お菓子作りの練習してたのにってね」

口を塞いでいた手がやっと離れた。
マスターめ、みなまで言いやがって。

「その…なんか悪いな」

「私が勝手に一人で舞い上がって落ちただけだ」

そもそもなんの約束もしてなかったし。
だー、恥ずかしい。