「……」
千葉が再び目を閉じた。
今度こそ死んだのかと不安になったけど、ちゃんと息をしている。気を失ってしまったようだ。
「感動の再会は終了か?
良かったな、生きている彼女と会えて」
いつの間にかドアの前に男がいた。
爽やかな笑顔を浮かべる舞島だ。
こいつは黒だったらしい。さすが千葉だ。
「お前が千葉をこんな目に遭わせたんだな? 許さねぇ、覚悟しろ」
「こんな目? まだまだ序盤だぞ? 本番はこれからだ」
「残念だが、本番なんて来ねえよ」
千葉をそっと床に戻す。
立ち上がり、舞島と向かい合った。
怒りで手加減出来ないと思う。どうにか死ぬな。
俺は心でそう呟いてから、舞島を殴った。ぶん殴った。


