「ここだよ」 連れてこられたのは五階建てのビルの屋上だった。 当然今、このビルには誰もいない。 朝になれば人が集まるのだろうけれど。 僕は林さんと共に屋上の柵を越えた。 あと一歩。足を踏み出せば僕はこの世に別れを告げることになる。