一階は玄関と風呂と仏間。 二階はリビングとキッチンがあった。 部屋自体は整理整頓されていて、趣味もいい。 聴き込みで会った時の舞島吾郎の印象にぴったりだ。 何もなければどうしよう、と少し不安になってきた。 舞島が千葉と何の関係もなければ、俺はただの犯罪者だ。 今の所、不審な物は何もない。 ……もしここに千葉がいなければ、俺が犯罪者になるだけでなく、千葉へと続く道すらも途絶えてしまう。 それは困る。大いに困る。 俺は最後の望みをかけながら階段を上った。