マスターは私の家の住所を紙に書いている。 「そういえばまだ聞いてなかったわね」 「何でしょう?」 「お名前は?」 「俺は舞島です。舞島吾郎」 「吾郎ちゃんね。ほのかちゃんのこと、よろしくね。 あと、くれぐれもーー」 「送り狼にはなりませんよ。安心してください」 「圭吾くん、怒るだろうから、吾郎ちゃんが危ないと思うの。 ほのかちゃんに誘われても断わった方が安全よ」 「あはは、わかりました」 舞島吾郎は、マスターにメモを渡されていた。