「圭吾って、ほのかさんの恋人ですか?」
「そうなのよ。残念ね、この子もう男いるのよねぇ」
「どんな人なんですか?」
「男前なの。顔も性格もね。
警察やってて、職場ではサイボーグと呼ばれるくらい身体能力も高いの。
それに器もすごく大きいのよ。なんせほのかちゃんと長い間一緒にいられるんだから」
マスターはすーちゃんをベタ褒めだ。
すーちゃんはマスターのお気に入りだからなぁ。
今15歳の娘ちゃんもすーちゃんのことが好きなんだっけ。
「すーちゃんじゃなくて、わたしのうつわがおっきいんだよ。
じゃなきゃあんな、にぶいやつといっしょにいられるわけないじゃん」
「……へぇ」
イケメンは小さく返事をした。
「ほのかさんは彼氏のこと好きなんですね」
「そりゃ、そうだけど」
イケメンの言葉に肯定を示す。
好きじゃなきゃ一緒にいないし、いたいと思わないし、こんなに寂しくもならない。


