声はやっぱり下からだった。
お母さんだ。
速く行かないと……ピンチ!!
私はあわてて下に降りる。
『なんか呼んだ?お母さん。』
「あっ。呼んだ呼んだ。おはよう。」
私のお母さん桜木千春(さくらぎ ちはる)
とても母親っていう風に見えない。
20代に見えちゃうかもしれない。
綺麗だし、今でもナンパされるって言ってたし……
でも本当は……40歳。
私を21歳で産んだ。
そんなお母さんに対し私は…………
鏡で自分の顔なんて見たくない。
私は自分なんて嫌いだ。
『なんか話し?』
「そう。もうちょとでお父さんが帰ってくるからそしたらお父さんから聞いて。」
朝から出掛けてるんだ親父。
私はなぜかお母さん、親父って呼ぶ。
理由は聞かれても分からん。

