それから石原さんにある部屋の前まで案内された。

「どうぞ入ってください。」

『失礼します。』

部屋に入ると黒と白の綺麗なお部屋だった。

その部屋のソファーに座っていたのは昨日調べてでてきた陽一さん。

「まぁ座って、桜組のお嬢様想良ちゃん。」

は?私いつからお嬢様になったけ?

座れと言われたので座る。

「来てくれてありがとう。話は分かっているな。」

『はい。あなたの息子のメイドですよね?』

「そうだ。今から石原にいろいろ教えてもらえ、その前にいろいろ話したいことがある。石原ちょと……。」

陽一さんが言うと石原さんは

「分かりました。」

っと言って出ていった。

多分大事な話なんだろう。

『話ってなんですか?』

「想良ちゃんに話さなければいけないことがある。俺の息子についてね。」

『はい。』

そう言うと話し出した。