大嫌いだった。




すぐに調子に乗って変なこと言っておちゃらける君が。





話しかけて来ないで、って冷たく突き放した私。






いつになく真剣な目の君は、薄く口を開いて、





「好きだから、話しかけたいんだよ。」





嫌いだったはずなのに。




その言葉に心揺れて、





あぁ、私は…





「好きみたい。あんたの事。」





どうしようもなく馬鹿なあんたを、





「好きになっちゃった…」





「よっしゃ!もう俺らはカレカノだな。」






無邪気に笑うあなたがどうしようもなく、誰よりも…





愛おしい。