退学姫と七人の王子。


ピンポーンピンポーン

ん?
なんて久々なチャイム音!


って…どんだけ私悲しい人なの?恥ずかしいわ…。

そんなことを考えていると


ピンポーンピンポーンピピピピピピピンポーンピピピピピピピピピピピピピンポー「壊すきか⁉︎ゴラァァア‼︎」



ドアを開ければそこにイケメンが×6。
すげーわ。こんな揃うもんなんだね、玄関に。


てか、そんな方達にめっちゃメンチ切っちゃったわよ⁉︎私。

「テメェだれだ?」


真っ赤な燃えるような髪をした彼が睨みつけるように私を見る。



この家の主だよ‼︎
と、言いたいが迫力に負けて言うことが出来ない。


だって凄い睨みっぷり、だけどそれ以上の顔の整のりかた。

綺麗な切れ長の目に長い透き通った鼻筋。髪は乱暴にピンで留めてるがこんな色に染めているというのにサラサラツヤツヤ。