前に進もうとしても後ろから肩をがっしりと掴まれて身動きがとれない。


怖くない怖くない、

そう唱えながら振り向くと血だらけの男の人。


「ぎゃっ「黙れ。」」

叫ぼうとしたものの口を塞がれてしまい声すら出せない状況。


「お腹すいた」

そう言って彼はいきなり倒れた。ひと気のいない町だが昼だから流石に人は通る。


置き去りにっていうのはな…。