退学姫と七人の王子。


うちわ片手に、私に微笑んでやがる。

「なにが空いてんの?」


疑問に思い質問すれば

「んー?んなのきまってるだろ、夜のベッドの相手だぜ?」


…‼︎‼︎

さいてっーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎



なんなのこいつ恥ずかしそうに言わないからこっちが恥ずかしくなってくるッ!


破廉恥野郎め!


睨んでも気にせずにうちのソファーに偉そうに座り長い長い足をくんうちわを仰いでやがる!



「んで最後はれーくんだよ!」

りんくんは可愛く私が助けた男にキューティーハニービッグスマイルを向けている。


あんなの向けられたらHP20000000回復だわよ。

ん?なんか視線が…
そう思い、反対側を向くと恐ろしいほど長い足をくんだ男がこっちを見ていた。


「森本礼央(レオウ)だ。」


そう短く自己紹介をした彼。