退学姫と七人の王子。


「西崎瞳です!好きな物は豚の生姜焼きですッ!」

「聞いてねーよ!」


折角、自己紹介したのに。
好きな物まで教えたというのになんなんだよこやつわ。


ボーッとしていると彼らはゾロゾロと私の家へと入っていく。



すげーな、こいつら。とアホな感心をしてしまうほどだ。


私を追いかけるようにリビングへ行くと彼らはまるでいつも通りのようにソファーに座っている。


私の家のリビングは妙にデカくソファーは3つもある。


そのため、彼らはくつろいで座っている。おかしい、おかしいよね?


こいつら一体何者なんだよ⁉︎


そう思って不審な顔でジロジロ見つめていると、気づいたのか自己紹介をし始めた。