「スマホ・・・・」



「は・・・?」



「今おまえと思いっきりぶつかったせいで排水溝に水没しちまったんだけど?一体どうしてくれんだよ!」




えっ・・・・水没?って・・・え?


今あたしとぶつかったから?でもそれってわざとじゃないし・・・・


それって不可抗力だよね?



っていうか・・・・あたし何か大事なことを忘れているような・・・・



「あーーーーーっ入学式!!遅れちゃう!ちょっとごめん、あんたらにかまってる暇ないわ~
じゃ、またね」



あたしは踵を返して再び走り出す



背後で何か叫んでいたけどそれどころじゃないし!



桜が舞い散る中新しい制服に身を包み校門をくぐったけどちょっと灌漑深いものがある



だってあたしかなり頑張ったと思うし・・・・



自分で自分を褒めてやりたいって感じかな




校門を入ると左手に大きな体育館がすぐに見えてくる



その奥には何棟もの校舎があってあたしは思わず息を呑んだ



「去年まで男子校だったって聞いたけど・・・意外と綺麗だな」



それがあたしのこの学校を見た最初の第一印象



「・・・・よし!」



気合を入れて足早に歩き出すとゆっくりと体育館のドアを開けた