「ひゃっ・・・・」 「うおおっ!」




どんっと勢いよく背の高い男の人にぶつかった



あたしの身体が思わずよろけてしまう



男の人はスマホをいじっていたらしい・・・・スローモーションのようにぶつかった衝撃で
スマホが男の人の手から転がり落ちた



勢いよく転がって・・・・・排水溝に吸い込まれるように落ちるスマートフォン



運悪くその排水溝は網目の蓋がされていてその隙間からスマホは落ちて行った




・・・・・え?な・・・なに?今何か落ちた?




「あーーーーってめえなにすんだよ?!俺の買ったばっかりのスマホ・・・・ってお前」




男の人はあたしを見て固まっている・・・・ゆっくり顔を上げると目の前にいたのは・・・



この人自転車置き場に倒れててあたしが助けたあの男?




でも待って・・・!なんでこの男があたしの入学する高校の制服着てるの?




「龍く~んどうしたんだよ早くいかねえと遅れ・・・・ってあ?あれ?君は」



「あっ・・・・どうも」



ぺこりと思わず頭を下げる・・・この人もあの時に逢ったひとだ!あっ髪色変わってる



でも目の前にいる男は固まってあたしを見つめたまま



どうしたんだろ?でも待って、ぶつかった拍子に何か落ちたような?




嫌な予感しかしないんだけど・・・・あたしはちらりと男の顔を見つめた