12月を少し過ぎた頃あたしは再び東京の地を踏んでいた



吹く風は冷たく肌寒かったけれどやっぱり住み慣れた土地の東京は落ち着く



結局また東京の中学に通うことになったけれど前とは違う中学に通うことになった



理由は志望校の近くにマンションを借りたため



難関だから受かるかどうかはわからないけど徒歩15分ほどの所に運よく部屋を借りらえたのだ




引っ越しは全部おまかせのやつにしたためマンションの部屋にはもうすでに家具や家財道具が運び込まれていて準備万端だ




お父さん曰く、瞳は受験生なんだから余計なことに気を煩わせたくないからなんだそう



とにかくこの新居での新しい親子での生活がはじまった



「隼人・・・・元気かな、逢いたいな」




窓の外を眺めながらベビーカーを押す親子を見ていたら思わずそんな言葉が口から出てしまった




あの人ちゃんと隼人の面倒見てくれてるのかな・・・?



そんな不安が頭を過ったけどそれを打ち消すように机に座り参考書を広げた




「ふう~ちょっと頑張らないとやばいかも・・・・」




この時のあたしは真近に迫っていた高校受験に気を取られてあの日出会った龍一のことなど全く頭になくって・・・・





まさか進学した高校で再びあいつと出会うなんて・・・あたしと龍一の予想外の出会いが待ち受けていた