「瞳・・・・?おまっ」



「ふふっ、びっくりした?」




あたしからキスをするなんて思わなかった龍さんは目を白黒させている



でもその表情はすぐ柔らかな笑みに変わる



にやりと口角を上げた彼に一瞬驚く、嗚呼いつもの龍さんだ



そんなことを思っていると耳元に信じられない言葉が響く



「こんなのキスじゃねえ・・・・」




「・・・・は?」



「いいか?これが大人のキスだ・・・」



「んっ・・・」




重なった唇から洩れる吐息に頭の中が痺れて何も考えられない




いつの間にか絡み合うような噛みつくようなキスに翻弄される




息が苦しくなって離れようとするけれど口から洩れるのは自分の声じゃないみたい




「は・・・んんっ「・・・・はあっ・・・やべっ」





胸をそっと叩く・・・すると名残惜しそうにやっと離れた唇を龍さんの指がするりと撫でた




「いますぐ抱きてえけどそうもいかねえな・・・・」



へ・・・・い・・今なんて?



「瞳の可愛い声あいつらに聞かせたくねえし、ちょっと待ってろ」



そう捨て台詞を吐くと携帯片手に何処かへ電話をし始めた