「瞳・・・とりあえず上行くか?ここじゃ話もなんだし・・・」



「あ、うん そうだね」




思いを巡らせているあたしに向ってなんだか恥ずかしそうにあたしから目を逸らす龍さん



そんな龍さんが歩き出そうとすると目の前のメンバーがふいに立ちはだかった




「なんだ?お前ら俺になんか言いたいことでもあんのか?」



「あ~もしかして俺みたいな情けない総長なんて認められねえとか?」




「そ・・そんなんじゃねえっす!!」



一人の男の子が大声を上げて叫んだ



なんだろう、何を言われるんだろ?



あたしはどきどきしながらメンバーに囲まれている龍さんを見守るしか出来ない



きゅっと唇を噛み締めていると耳に入って来たのは予想に反して笑い声




え?笑い声って・・・何が



「違うんっすよ・・・・俺たちちょっと安心したっつうか親近感持ったっつうか・・・」



「ははっ、いや~龍さんも同じ人間なんだなって思っただけなんっすよ」




「情けないなんて誰もそんなこと思ってなんかないっす」






彼等の言葉を聞き漏らすまいと固唾を飲んで聞いている龍さんを見上げていた