「泣かないで・・・・連れて来たのやっぱまずかったかな?」



「いえ!そんなこと「泣くくらい辛かった?また出直そうか?そろそろ龍のほうも限界かななんて思って思い切って来てみたんだけど」




「辛いとかそんなんじゃないんです!ただ逢えるのが嬉しくって」



「そっか・・・なんかあいつが羨ましいよ、そんなにも瞳ちゃんに思ってもらえるあいつが」




そう言って少し目を伏せた総一郎さん



そういえば総一郎さんは好きだったひとの裏切りにあったんだった



その傷は癒えたんだろうか、その人のことを忘れられなかったりするの?




もし愛するひとに裏切られた時あたしはどうするだろう



壊れてしまうかも・・・・でも反面それは愛情の裏返し



思いの深さの分だけ、好きだからこそ傷も深い




龍さんは今何を思ってる?もしかして噂を信じてあたしを軽蔑してる?



「瞳ちゃん、あいつに逢うの怖かったりする?」



「ちょっと・・・怖さ半分期待が半分って感じで複雑です」




「あいつを救ってやってよ、それが出来るのは瞳ちゃんしかいない」



黙って頷くとそっと優しく抱きしめられた大きな胸




龍さんとは違う香水の香りに戸惑っていると扉を開ける大きな音にびくりと反応した