「ど・・・どういうことなんですか?!」




「どういうって俺と付き合ってるふりをすればいいってだけだよ、そうすれば龍一はいつまでも総長室に籠もっていられなくなる」




にっこり微笑む総一郎さんはなんだか余裕があるというかなんというか・・・・



付き合ってる振りってそんなことあたし出来るかな



絶対出てくるって確信持ってる総一郎さんだけど確か神龍の総長室って一つの部屋みたいになっててお風呂まであるって聞いたような




そんな快適なところだったらなかなか出て来られないんじゃ?



「瞳ちゃん?もしかして龍が出てこないんじゃないかって思ってる?」




「・・・・へ?あ、あの・・・・「ふっ、図星って奴かな?駄々捏ねて出てこない奴はお仕置きをしないと」




「お仕置き?・・・・ですか?」




「そう、お仕置き・・・・ちなみにこの喫茶店神龍の溜まり場に凄く近いって知ってた?」




「あ・・・そうなんですか?知らなかった」




「神龍の溜まり場から近いってことはメンバーがよく立ち寄ってる店なんだ、で、ちょっと聞きたいんだけど瞳ちゃんは今現在でメンバーが何人いるか知ってる?」




「さ、さあ・・・・?100人位ですか?」





何故こんなことを聞くのか怪訝に思いながらもあたしは思い浮かんだ数字を適当に答えた