「ふっ・・・・痛いとこ直球で攻めて来るね?流石瞳ちゃん龍の女なだけある」




「ふざけないで!あたしは真剣に「すべては愛する響子の為・・・・」」




「・・・・え?きょ・・・・響子さん?」




「瞳ちゃん、俺さ・・・・子供の頃から響子が好きで好きでたまらなかったんだ」




そう答えると深い溜息をついて何処か遠くの方を見て喜一君は話し出す



あたしはなんだか喜一君の苦しそうな表情から目を離すことが出来ず食い入るように見つめていた




「偶然家が近所でさ一際大きな豪邸に住んでいた響子と親しくなるのにさほど時間はかからなかった歳も同じだったからよく遊んだしあの頃から響子は一際可愛かった・・・」





「俺の人目惚れだったんだ・・・」




人目惚れ・・・・喜一君はやっぱり響子さんを愛してた、好きだったんだ



でも愛していたんなら何故龍さんとの婚約を素直に受け入れられるの




一体何故?あたしは・・・・龍さんが他の人のものになるなんて心が痛む




心が・・・・悲鳴を上げて壊れてしまいそう、そんなことを思っていると喜一君の声でふと我に返った




「俺は響子の為ならなんでも出来る・・・・誰かを殺せってあいつに言われたらもしかしたら殺せるかも」





喜一君の言葉に息をするのも忘れてその場に固まっていた