「龍さん・・・・龍さん」




「心配かけやがって・・・・」




そう言いながら頬にかかった髪を撫でると龍さんの大きな手が優しく頬に触れた



魔法のようなその大きな手はそれだけであたしの心を癒してくれる



龍さんの泣き顔なんて初めて見たかも・・・・



これはかなり貴重だな、これも全部お母さんのお蔭・・・・だよね?



あたしは心の奥でそっと感謝の言葉を呟くと頬に触れている龍さんの手に自分の手を重ねた



「ごめん・・・・・だいぶ心配かけちゃった」




「ああ、かなり心配した、瞳が消えて無くなりそうで怖くてたまらなくてあんな思いはもう沢山だ」




あたしの手を取るとそっと触れるようなキスをする龍さん



なんだか何年振りかでやっと逢えたような感覚に涙が流れていたことに気付かなかった



「何で泣く・・・・?」



「泣いてなんか・・・・な」



言葉が続かなかったのは龍さんの唇が涙に触れたから・・・・



「ふっ、しょっぱいな・・・・」





あたしの顔が火が出るくらい赤くなっているのがわかって恥ずかしさが込み上げてきた