「瞳・・・瞳!!」




思わず声を荒げてしまった俺



今、俺の声に反応した?



って・・・・もしかして気のせいか?



でも間違いなく反応したような気がしたんだが・・・



するとゆっくりと瞳の瞼が開かれていく



目だけをきょろきょろ動かして何かを捜しているように見えて俺は思わず身を乗り出した



「瞳!わかるか?俺だ・・・・龍だ大丈夫か?」





「りゅ・・・・龍?」




「そうだ!俺だ!よかった・・・・よかった」




知らず知らずのうちに流れる涙



感極まって瞳の手を握りしめていた俺を不思議そうに見つめる彼女に精一杯の笑みを浮かべる



心の底からよかったと思った、神様がもし本当にいるのならこいつを連れていかないでくれ



何度願ったかわからない、そんな俺に掠れたような声で瞳はぽつりと呟く




「龍・・・・・よかった」





瞳の言葉に再び涙がじんわりと溢れ出てきて止められなかった