そんなことを話してくれないのはあたしのことを信用してないから?




あたし・・・・本当に龍さんに愛されてるのかな




龍さんの心の中にあたしはまだいるの?




背を向けている龍さんに心の中でそう呟いていた




すると龍さんの大きな声が耳元に響いて来る



あたしの心を見透かすようにその声は心の奥まで響いて来た



「瞳・・・・俺は過去の俺も今の俺も瞳に隠すことは何もねえ、そんな俺でもお前を思う気持ちは誰にも負けねえ」




龍さん・・・・!



「後でじっくり話してやるけどそんな汚い過去の俺でも瞳は俺を愛せるか?」



「愛せるよ!愛してるに決まってる・・・・過去の龍も今の龍も全部大好きだもん」




涙ながらにそう答えると龍さんの目の前に居る喜一君がふっと笑みを浮かべる



すると狂ったかのように喜一君は笑い出した




「はははっ瞳ちゃん・・・・知らないなら教えてあげる龍は実の母親に捨てられた子だって、見捨てられた子だって知ってた?哀れだと思わない?」





喜一君の言葉に空気が張りつめた様に凍りつく、あたしは眠りこける隼人を抱きしめたまま
喜一君を睨みつけていた