「驚いた?あたしにとって喜一はたとえて言うならそうねえ疲れた時の栄養剤みたいな男・・・・ってとこかしら」




「栄養剤・・・・ですか」




「そう!気が付くといつでもあたしの傍にいて癒してくれる男なの・・・ね?喜一?」




「癒してくれる男か・・・・ふっ、響子がそう思ってくれてるんならそうなんだろうな」




上機嫌の響子さんとは対照的に少し含みのある言い方をして溜息をつく喜一君




このふたりがまさか幼馴染だったとは驚きだけどもっと驚いたのはふたりのお互いの思いの温度差だ




響子さんよりは喜一君のほうがベタ惚れって感じがひしひしと伝わってくる



現に頬を触られたり腕を組んできたりする響子さんを見る瞳が優しさに溢れてて・・・




溺愛してるってのが伝わってくる、でも喜一君は龍さんと婚約して他の男のものになってしまう響子さんで本当にいいの?後悔しないの?





どうしてそんなに冷静でいられるの?



あたしは響子さんと婚約って聞いただけで胸がこんなに苦しいのに




家柄もよくってお金持ちで類まれな美貌ももっている彼女




あたしはそんな彼女に嫉妬している自分が本当に嫌で嫌で仕方ないというのに